時給が違うぞ-1

コラム — タグ: — 2015年7月30日5:14 PM
ある日、メールボックスを開けると、なにやら英語の表題のメールが来ている。

いつものスパムメールだと思って、飛ばそうとしたが、Salaryという文字が見えたので、もしかしたら?と思いそのメールを開けた。

スパムではなかった。よかった。 が、もっと大変な内容のメールだった。

メールを送ってきたのは、東南アジアの女性で、5年近く、北関東の缶詰工場で働いているとのこと。 あーでもない、こーでもないと仕事の不満をぶちまけているので、何が言いたいのかさっぱりわからない。例えば、深夜に働けば時給が上がるのに、上司が変わったら、私は深夜シフトに入れてもらえなくなった。 

これは法律違反ではないのか?

また、以前は毎日会社に行っていたのだが、最近は景気が良くないので、週に4日しか働けない。それなのに、新しく人を雇うらしい。もし私が辞めさせられたら、

これは法律違反ではないのか? などなど・・・

さっそく、その会社をサイトで調べると、東京に本社があり従業員も500人を超える規模で、缶詰工場の他、地方にいくつかの食品加工工場や金属加工工場を持っている事がわかる。

こりゃ結構大きな会社だ。

本人も、深夜に働けば時給が上がると言っているところを見ると、かなり、ちゃんと労務管理ができている会社のようだ。との印象を持った。

それで、何が言いたいの?とメールを読み進んでいくと、

「雇用契約書には時給1,000円、と書かれているのに、私の給料は、何回計算しても時給900円で計算されているようだ。残業代もおかしい。これは法律違反ではないのか?」

なにっ? 契約書がある?

残業代がおかしい?

ってことはちゃんと割り増しして計算されてるって事?

こりゃ~ますますきちんとした会社だ。

何でそんなことになってるの?と、がぜん興味が湧いてきた。(つづく・・・)

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